「ハウスメーカー」「工務店」「建築家・設計事務所」「リフォーム会社」の違いと特徴
特徴の比較表

5点満点で、数字が大きい方が優れているということになります。概ねこのような感じだと思われます。
「ハウスメーカー」の特徴
ハウスメーカーは住宅商品を企画・開発し、その商品を販売している会社といえます。工法は鉄骨造・木造・ツーバイフォーなどがメインです。実際に施工しているのは、地場の下請け工務店・建築会社になります。規格化しているケースが多いので、建築コストは、坪単価×建築面積+オプション金額となります。
◎「構造強度」「耐久性」「品質の安定性」は、非常に優れており、最大のメリットだと言えます。
◎「ブランド力による満足感」「経営基盤が安定している」「アフターメンテナンスの良さ」で選ばれるケースがほとんどです。
△設計の自由度は低めで、メーカーごとの設計上のルールが多く存在するため、ほぼ規格型と言えます。特に鉄骨プレハブ系の型式適合認定の商品などでは、構造のルールが外部には出ないため、後々、大型リフォームが難しいなどの点も挙げられます。
△断熱性能については、高断熱化が進んでいますが、構造上のこともあり気密性能はあまり高くはないのが現状です。
△「コスト」については高価格帯になります。特に鉄骨系住宅は、坪単価100万円以上がほとんどです。また、オプション価格についても工務店等に比べると割高な設定となっています。施工金額に対しての利益率も、工務店等と比べると高く設定されています。
※型式適合認定とは、同一の型式で量産される建築設備や標準的な仕様書で建設される住宅などの型式について一定の建築基準に適合している事をあらかじめ審査し、認定されたものをいいます。この認定を受けていれば、建築確認や検査時の審査が簡略化されます。そのため設計における社内ルールが存在します。
「工務店」の特徴
工務店は最も会社数が多く、高い技術と性能を提供している会社から、修繕・リフォームがメインの会社など、それぞれに特徴をもっています。建設のプロと言えるでしょう。構法としては、木造在来工法が最も多く、ツーバイフォーやSE構法、RC造などを得意とする会社もあります。建築コストは、坪単価ではなく資材や設備、人件費などの金額を積算して金額を出すケースがほとんどです。
◎最大のメリットは「コスト」だと言えます。お客様のご予算に合わせて柔軟に対応する会社がほとんどです。坪単価にすると60万円~が多くなります。追加工事・オプションについても利益率がそれほど高くない設定が多く見られます。
◎設計の自由度はかなり高く、ある程度自由な設計が可能です。また、断熱・気密・耐震・耐久性能も、しっかり知識・実績のある会社であれば総合的に高い性能にすることができます。
△「設計力」「構造強度」「耐久性」「品質の安定性」は、施工技術・知識などを含め、選ぶ会社によって「良し悪し」の差が非常に大きいと言えます。
△個人経営や会社組織などもあり、経営基盤が安定しているかについては注意が必要です。
「建築家・設計事務所」の特徴
建築家・設計事務所は、設計・監理を専門とするプロと言えます。木造メインの個人住宅専門の方や、マンションやRC建築も手掛けておられる方など、様々です。外観や間取りなど、自由な設計が特徴ではないでしょうか。建築コストは施工費+設計・管理料(施工費の10%~15%)
◎「設計自由度」が、建築家・設計事務所を選ばれる最も大きなメリットです。外観・間取りなどや空間の使い方は魅力です。
◎「設計・監理」と「施工」が別であり、チェック機能が働くところも大きなメリットです。
△デザイン重視のため、「構造強度」「耐久性」が軽視されるケースが見受けられます。
△最近は、きちんと考えられている建築家さんも増えていますが「断熱・気密」特に「気密」をあまり意識されないケースが多くみられます。
△「コスト」については、素材や仕様にこだわられるケースが多く、コストが積みあがってしまうケースが多くみられます。
